御宿町役場にある家康公の時計

こんにちは!金子です。

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こちらは今日の勝浦市部原海岸の様子です。
今日はよく晴れて空も海も青くて本当にきれいでした(^^♪
先日は、観測史上最速で桜の開花宣言が発表されましたね!
気づいたら山桜のつぼみも大きくなっていて、もうちらほら花が咲いているようでした♪

さて、ご存じの方も多いと思いますが、御宿町では慶長14年、スペインの船が遭難して岩和田に座礁してしまい、海女さんが乗組員の方を助けたという歴史があります。

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こちらが御宿町岩和田にある田尻海岸です。
その昔ここで遭難した317人もの人たちの命を、海女さんたちは必死で救ったのです。

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その場所には今「ドン・ロドリゴ上陸地」の碑が建っていて、その歴史を知ることが出来ます。

ブログをご覧の皆さんの中には、御宿町役場に行かれたことのある方もいらっしゃるかと思いますが、役場のエントランスにはこんな物が展示されています。

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初めて見た時、古くて凝ったデザインで素敵なこの時計は何だろう?と思ったのですが、御宿町の歴史と深い関りのある品物でした。

岩和田で救助されたドン・ロドリゴ一行は、駿府で徳川家康に謁見しています。
その後、家康はドン・ロドリゴ一行の帰国の為に船を作らせ、一行は無事にアカプルコへと着いたのでした。
慶長16年にスペイン国王から家康に送られたお礼の品の中に、ゼンマイ式の洋時計がありました。
家康はそれをとても大事に部屋に飾ったそうで、家康の死後は静岡県にある「久能山東照宮」が保管していて、国の重要文化財にも指定されているんだそうです。
ゼンマイ式の時打付時計としては日本現存最古という、とても貴重なものです。
展示してある「家康公の時計」は、静岡商工会議所が制作した復刻版を寄贈していただいたものです。

この時計を見る度、家康公の時代までさかのぼる長い歴史と、昔の海女さんたちの勇気と愛を感じずにはいられません。

皆さんも、御宿町役場へ行く機会がありましたら、ぜひ注目してみてくださいね(*^-^*)

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