上毛かるたの「え」で有名な・・・

群馬県民ならほとんどの人が答えられる「上毛かるた」ですが、
その中でも何故か取りたくなる札のひとつに「え」があります。

その「え」の札が【縁起だるまの少林山】ですが、
その少林山に行ってきました^^

高崎市はだるまの生産地としても有名ですが、
少林山の由来は数百年目に遡るそうです。

碓氷川が氾濫したとき村人が川の中に怪しく光る物を見つけ
不思議に思った村人達が調べてみると、
奇異な形の黒光りするお香のような良い香りのする大きな古木でした。
みな不思議に思い、霊木として観音堂に奉納しておきました。
それから数年過ぎた春、この鼻高村に諸国を廻る一了(いちりょう)という
老行者がわざわざたずねてやってきて理由を尋ねると
ある時夢で達磨大師が夢枕に立たれて
「一了よ、鼻高の聖地に霊木があるから、坐禅をしているこの私の姿を彫りなさい。」と言われたので尋ねてきたのだそうです。
村人はすぐにあの霊木だと気がつき観音堂に案内しました。
一了は涙を流して感激し、四尺ほどもある達磨大師の坐禅像を彫り上げました。
その達磨像を観音様と並べて安置しようとしましたが大きすぎて納まらず 困っていると、ある日碓氷川に朽ちて大きな穴の開いた大木が流れつきました。
村人達はまた観音堂に運ぶと、一了は達磨大師の厨子に丁度良いのではないかと思い、入れてみると不思議にもぴったりと納まりました。
村人達は一了が心を込めて素晴らしい達磨像を彫り上げたので、
「有難い達磨大師が鼻高に現れたぞ!」と噂をするようになりました。
この達磨座像の噂は、たちまち近郊近在に知れわたり「活然大師(達磨大師のこと)出現の霊地」として村人たちは「少林山」と呼ぶようになったそうです。
※少林山の歴史より抜粋

天気は激しい雨でしてゆっくり回れませんでしたが、本堂の隣にはこんな大きなダルマもありました^^

以前はこちらで年始のだるま市が開催されていましたが、近年は高崎駅西口の駅前通りで開催されていますので、ダルマが欲しいと思った方は年始に高崎駅へお出かけしてみてはいかがでしょうか?

【黄檗宗 少林山達磨寺】
群馬県高崎市鼻高町296
電話:027-322-8800

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